

白き息が 空へほどける
足跡さえ すぐ雪にかえる
夜の社に 灯るは一灯
凍てつく祈りの 火影が揺れる
胸の奥は 雪に似ている
音もなく ただ透きとおる
失せたものは 消えたのではなく
静かに眠りへ 還っているだけ
風もないのに 袖が揺れた
誰そ彼に 立つ白き面
その眼には 映らずとも
ここは 願いが凍る場所
祈りは 音のない 声のこと
呼ばずとも 届くもの
凍てつく世界は なにも失っていない
雪はただ 静かに 守っている
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淡き月が 雲にかくれて
影ばかりが 長く伸びてゆく
凍ばれた枝に 触れた指先
かすかに 春を 思い出す
心の奥は 火種のようで
消えぬまま そっと息をする
会えぬひとびと 遠き記憶も
雪の下 土に還り 芽吹きを待つ
呼べば崩れ 触れれば消える
それでも確かに ここにあるもの
白き面よ なぜ泣かぬ
涙は あたたかさの名ではない
祈りは 声になる 手前にある
まだ言葉に ならぬもの
しんしんと降り積む 静寂の中
世界(とき)はいま 産声を 待っている
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雪は 終わりではなく
始まりの 白布
凍てつく夜を越え
いのちは また芽を出す
祈りは 音のない 声のこと
呼ばずとも 届くもの
凍てつく世界は なにも失っていない
雪はただ 静かに 守っている
祈りよ 音を持たずとも
この胸に 宿るなら
白き面よ どうか見守って
春を待つ 魂を
- 作詞者
Merayo
- 作曲者
Merayo
- プロデューサー
Merayo
- ボーカル
Himi

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冬祈 (2026Remake)
Merayo
- 2
冬祈 (instrumental)
Merayo
凍てつく冬の静寂に響く、神々への祈り。
本作は、和風楽曲『冬祈』を新たな表現でよみがえらせたリメイク版と、その世界を旋律だけで描くインストゥルメンタル版を収録した2曲入り作品です。
冬の女神と鬼の面をまとった男神――二柱の神が織りなす神秘的な物語を、より力強く壮大な歌声と荘厳なサウンドで再構築。厳しい寒さや深い悲しみの中でも消えることのない、命の灯火と祈りを描いています。
インストゥルメンタル版では、和の旋律や重厚な音の重なりを通して、雪に閉ざされた神域と冬の神話をより深く感じられます。
静かな祈りがやがて大きな生命の鼓動となり、長い冬を越えて新たな春へと導いていく――。
『冬祈』の世界を、歌と音の二つの姿でお楽しみください。
Lyrics & Music: Merayo
Vocal: Himi
Label: MERAYO RECORDS



