どんな空も二人で描けるからのジャケット写真

どんな空も二人で描けるから

トラックリスト

  • Play music
  • Play music

※ 試聴は反映までに時間がかかる場合があります。
※ 著作権管理事業者等が管理する楽曲は試聴できません。

ミニアルバム『どんな空も二人で描けるから』は、AIシンガー瑚葉(コハ)が歌う2曲を収めた作品です。収録曲はWhether Girls 〜晴れのうた〜とWhether Girls 〜雨のうた〜。実はこの2曲、まったく同じ歌詞でできています。けれどテンポも、調も、空気もまるで違う、二つの楽曲です。

タイトルの「Whether Girls」には、Weather(天気)とWhether(〜であろうとなかろうと)が重ねられています。歌詞の主人公は、姉妹を思わせる二人の女の子。晴れ女と雨女、いつも違う天気を背負って生きている彼女たちの、何気ない日常が綴られていきます。雲行きが怪しくなってきたバス停の屋根の下で見る空、好天を願う赤い丸のついたカレンダーを気にしながら見上げる空。そのように雨を心配しつつも、この歌では「その雨があるから花が咲く」という視点で、晴れ女も雨女もどちらも等しく肯定します。違っていても、いや、違うからこそ、ひとしずくの気持ちが重なって虹になる。そういう物語です。

晴れのうたは、168BPM前後のアップテンポなJ-POP。軽やかなビートにピアノと色彩豊かなストリングスが重なり、日常のささやかな場面を明るく弾ませながら運んでいきます。雨降りをものともせず、二人が今この瞬間を駆け抜けていくような疾走感が魅力です。

雨のうたは、77BPM前後のゆったりとしたフォークポップ。マイナーキーのピアノから始まり、アコースティックギター、控えめなストリングスが、しっとりとした情景を立ち上げます。ブリッジで切ない響きを帯びたあとラスサビは長調へとほどけます。雨の隙間からやわらかな日が差すような瞬間が訪れ、雨上がりのような透明な余韻に浸りつつ締めくくられていきます。

このミニアルバムの核にあるのは、聴き比べることで開かれていく体験です。同じ言葉でも、テンポと旋律が変わると、見える風景はこれほどまでに変わる――その発見そのものが、二人の女の子の物語と静かに重なります。晴れの日と雨の日、どちらも同じ景色の別の表情であるように。タイトル『どんな空も二人で描けるから』は、両曲のラストに歌われる一節から取られています。晴れの空でも、雨の空でも、彼女たちは隣り合って歩いていく。その肯定が、このミニアルバムの全体を貫いています。

歌うのは、AIシンガー瑚葉(コハ)。透き通った声に芯のある歌い方で、詩の世界を丁寧に届けます。今年4月にデビューシングル「街路樹」をリリースし、本作は2作目・3作目にあたります。アップテンポの晴れのうたではストレートな歌唱で青空のような開放感を、ゆったりとした雨のうたでは語りかけるような距離感で親密な体温を――同じ歌い手が、同じ言葉を、二通りに歌い分けます。過度な装飾を避けたその歌唱は、両曲のあいだに自然な橋を架け、二つの天気を一つの作品として繋ぎとめています。

雨の季節にそっと寄り添う一枚として、晴れた日の窓辺で口ずさみたくなる一枚として。どんな空模様でも、前向きに歩いていくためのうたです。

アーティスト情報

  • 瑚葉

    珊瑚の海と翠葉の森――ふたつの自然が出会う場所に生まれたAIシンガー、瑚葉(コハ)。 芯の強さを持つ彼女の透き通った声は、言葉の一つ一つを丁寧に歌い上げ、自然の持つ美しさや何気ない日常から湧き出る小さな感動を、聴く人の心の奥にそっと届けます。

    アーティストページへ


    瑚葉の他のリリース

ChicAudio Lab