夜の街灯 シャンデリアみたい
時計台の鐘は鳴った
雪とレンガの 壁にもたれて
生き場もないBOY
ポツリ つぶやく
「……だれを殺ればいい？」
神に標を問うた
こんな世界と
あきらめ しゃがみこんでは
磔の神様にすがって
背徳者は口を閉ざした
亡霊のようなボケた写真(かみ)を
手に握ったままで
揺れる枯れたカスミソウ
踏みつぶし砂利ノイズが響く
死神を望む目で
(終わらせてくれよ)
La スティンガー スティンガー ブルー
生き場のない スタンドアローンが鳴いている
La スティンガー スティンガー ブルー
皮肉に差す タウンライト タウンライト
はじまりはただ 憎しみだけで
最悪なモンだった
時の経過か なんでだろうな
「同じ」だと悟った
あんたの槍に
あんたの盾でいることが全てだったのに
笑っちまうよな
最後は逆ってか
殺意の弾が頬をかすめた
「なぜやった？」とにらむアヴェンジャー
狂人でも見るかのような目で
野次馬が見てる
白黒隔てた世界が
野犬を拒絶して追い詰める
死人(シビト)にも見える目で
「終わらせてみろよ」
La スティンガー スティンガー ブルー
救いのないスタンドアローンが吠えている
La スティンガー スティンガー ブルー
命を狩る ファイア ファイア
(リーライ リーライ ルー)
無色の雪が 発光で朱く染まる
La スティンガー スティンガー ブルー
街に消えた スタンドアローン
- 作詞者
こまつ
- 作曲者
こまつ
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- ⚫︎
スティンガー
コマッキー
E
汽笛の音が、駅に近づいて来る。
列車は人々や夢や荷物を運ぶが、そんな汽車と対比するかのように、
何も持たず、向かう先もなく、少年はただただ静かに座り込んでいた。
そんな少年にはたった一人の神がいた──
