

夜の底で蠢く声
誰かの夢を喰らう影
名もなき蟲が這い出して
記憶の森を彷徨う
「希望は毒だ」と囁いた
月の裏側で泣くように
羽根もないまま空を見て
ただ、ただ、夢を追う
夢追い蟲はまだ知らぬ
終わりの形も始まりも
枯葉の中で手を伸ばす
蝶になる日を信じて
誰かの祈りが落ちてく
冷たい土に染みる声
「生きる意味は?」と問うた日
答えは風に消えた
鏡の中で笑う影
自分じゃない何かになる
痛みさえも美しいと
言い聞かせて羽化を待つ
夢追い蟲はまだ夢う
終わることなき夜の中
光の記憶、闇の果て
蝶になる日を信じて
In the void I twist and turn
Chasing dreams that never burn
Silken threads of silent cries
I dance beneath the shattered skies
No wings, no light, just endless fall
Yet still I crawl, I hear the call
Ash to ash, and dust to flame
I wear no face, I bear no name
Through haunted roots and hollow trees
I whisper truth on phantom breeze
A flicker deep in shadows' womb
I bloom, I break, I birth my tomb
夢の残骸を喰らいながら
蟲は今日も目を閉じる
誰かの涙が芽吹いて
黒い蕾が開く
「それでも生きる」と呟く
誰にも届かぬ声でも
羽根がなくても飛べるなら
この身、捧げよう
夢追い蟲は今、祈る
終わりの先の始まりを
枯葉の中で羽ばたいて
蝶になる日を信じて
夢追い蟲よ、羽根を持て
痛みの中で美しく
闇を裂いて、光へと
その灯火が舞うまで
夢 夢 夢
- 作詞者
ナガタカヒサ
- 作曲者
ナガタカヒサ
- プロデューサー
men's brief factory
- ボーカル
men's brief factory

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夢追い蟲
men's brief factory



