Lyric

運河の街の末端

溜池に沈んだメダルを

蛙に化けた聖火最終走者

咥えて薬局で販売中

贈呈した当の本人

目を瞑って閉廷を待つ

ケーキ食べた姫が隠す口元のカスタード

蝉の危篤のよう

あなたを知りたいと謳えば

真実の口が牙を剥くでしょう

きっと青色デッサンに

安全牌の目印 書いて査定に出した

乾季のスパイラルに嵌って

愛しいヴェールを脱がすよ

笑わないで、犇めく夢

追い縋ってまだウォーターハザードにいるのは

電柱をずらしたい私で塞がるから

行けよレンガの家まで

守りたくて歯も出るだろう

いざ潤した手札が

プラチナって言い聞かせたい歩道に

白馬が過ぎったその三秒後

頭取を失った

ハゲタカも舌なめずりして

棚に並ぶ赤いリンゴ転売し

挙句、収集癖も癒した

幽閉した姫の中継

透ける下着、逸れてく視線

シンボルから逸脱したディテールに謝って

太陽に焼けてく

あなたの死に際を見せてよ

劣らしむれば高くつくでしょう

こんな部隊にBETした

背中に乗る騎手の計算ミス

ただ一手残る

垂涎するオオカミの舌を@⁂④♕▼※！

疚しい善意を満たすよ

歪まないで、躊躇う雨

愛したっていい？

夜に面と向かってなぞった

幼気で矛盾した私を

振れよ掲げたフラグを

生きて還る 指環とともに

いざ飛び出した手札が背水の陣を悟った

そこが星と呼べる境界線

見下ろす想像上の国

彩れこの身が焼けるほどに

背を伸ばせば涙乾くだろう

玉座はまだ冷たいままで

干上がる形而下の国

欲張れこの身が踊るままに

手を伸ばせばきっと笑うでしょう

万に一つ泣いたら存在ごと……

黒い炎が見えるよ

分かりきった藁が燃えて

私を誰も振り返らなかった

電報が若人数人の逮捕を伝える

言えよ 抱き締めたかったと

褻の予感に疼いていたんだと

今も読めない手札が

この身を織り成していたとすれば

繋がる理論に三元豚と

礎としてのカーネーションを