Maiden Qrown Celebrationのジャケット写真

歌詞

花飾りの行方

九角梨園

浮き輪と鰭

妄想と見紛う焼け跡が

証にならなくて

日差しに隠れて笑う

あの渚に浮かぶ使命と陽炎が

腫れ物みたいに歪めて

光の矢でアンブレラを刺した

ガラクタごと

人目につかない森深き屋根の下で顕に

ブロンドの困り眉で

誰にも見えないナースコールを押して

君の鳩を穿つ風

いつか妬いた溶け入るような素肌

アコギと猫舌とレプリカの拳を

離さないよう見つめて

花飾りの引き金をひくの

カモフラージュになる前に

未熟な桃を齧る牙と

薄目なだけの愛想を解体して

シュノーケルを置いた

海底の遺跡の浴槽で

初めて知ったよ

目尻にほくろが二つ

君が誘えばガラルファが命に集る

分岐は思い出に免じて

生き血と温もりで空回った

途切れ途切れ木漏れ日で目が覚めて今

君が肩を震わす

案じていた亀裂に右手が止まる

切り替わる汗と滑り落ちる結末を

撒きたくてルージュに手を

怒号、誓い、爽快、再演、抱いて

伸ばしたんだ

「あなたの仕草が逸れた痛みだって分かるから」

あの日の君の声がフラッシュバックして

矢じりがまた光るよ

指環に怯えて止まらないよ

きっと解けないジグソーは

心の穴を象るから

「ぼくら星を統べる王子さまになれたみたい!」

おとぎの中、浮き輪と鰭は幸せそうで

忘れ物を探すよ

海から辿って

いつかは二人あの屋根の下でまた──

君の鳩を待つ鐘

潮風に錆びて青くなってく

アコギも猫舌も振り落とせたんだよ

花飾りの行方は壊れた指とバンダナに聞いて

ようやく君と笑える

真夏の砂に映る影と

ブレーキペダルを君に渡すよ

  • 作詞者

    九角梨園

  • 作曲者

    九角梨園

  • プロデューサー

    九角梨園

  • ギター

    九角梨園

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feat. 弦巻マキ

アーティスト情報

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