Maiden Qrown Celebrationのジャケット写真

歌詞

赤るい滄溟

九角梨園

話したような気がしていた

旅に出た日の焼けた靴紐

船に乗せた金の泡が割れるように

羅針盤は君を差し出していた

知らない銅像に手を合わせて

清廉の証

スタンプラリーの自棄に

何を忘れたんだっけ?

影に削る掴んだ雲は

時を溶かして死んでく前奏曲

大木のそばに浮かび上がる蛍模様

飛び回って痛がっても

結んだ指には届かない

扉を叩く親愛のミイラが

君を名乗りだして許せなかった

渦巻いて見える

地平線の向こうのビルの群れ

溶かして、逆鱗の氷像を

傍を照らす懐中電灯

洗い落とした光る埃が

捨ててしまったあのぬいぐるみと

同じ水道の果てで

身を寄せ合うように

張り巡らされた

レーザーの隙間を縫った私を

火口から眺めてたの

翼にガーゼ巻いて

空を滑る愛憎の雲が

闇と見なして砕く沸石

吹き飛ぶ綿毛が

獣の呻き声 模倣して

窓から君を探す私と背中を合わせる

桟橋降りて腰を下ろす

靴のサイズは合わないままで

波がマルをくれたら

日没もちょっとずれた気がした

歌って、猫撫でるメロディー

(Mirror finished laughing before I did.)

そう

裏返したガラスの玉に躓いたら

手を重ねよう

恋も根拠も消えてしまったよ

絵の具のように淡く滲んで

風が撫でる茨の壁

地球を妬む小さな衛星

聞こえた産声は私の名に少し似てて

籠の中の果物

こぼさないように抱いた

君が淹れたこの湖が

茜に染まれば私は消えてしまうの

ああ どうか祈りを磨いた話を聞いて

眼下に紐解いた絶景と

涙に代わるイメージを

こんなにも雪が積もったら

共鳴でまた賽を振るから

赤い空が墜ちてきたんだね

滄溟でまだ君を探してる

  • 作詞者

    九角梨園

  • 作曲者

    九角梨園

  • プロデューサー

    九角梨園

  • ギター

    九角梨園

Maiden Qrown Celebrationのジャケット写真

九角梨園 の“赤るい滄溟”を

音楽配信サービスで聴く

ストリーミング / ダウンロード

feat. 弦巻マキ

アーティスト情報

"