Lyric

帰り道の校舎裏で

肩が触れるたび、息が止まる

君の声に揺れる胸は

いつだって嘘つけないから

冗談​​めかして笑う君

でも目が合うたび、深く沈む

ような会話を交わさない距離

近づきたいけど、怖いの

指先が君に届いたら

もう戻れないと分からない

けど、この瞬間だけは

大胆な私でいたいの

ふわりと香る髪が揺れて

秘密の夜が始まる予感

ちょっとだけ、大人になれるかな

君と二人ただの世界

教室の窓際の席

君の横顔に見えてる

誰もいない隙間を狙って

名前呼ぶのがやっとの私

「好き」って言葉がこんなにも

重たく感じたのは初めてだ

けどね、素直な気持ちを

伝える勇気がほしい

難しい私を包んで

どんな景色が見えるかな

触れるだけで溶けてしまいそうな

淡い恋、叶えていいかな

君と私だけの秘密なら

誰にもバレない夜がいい

心ごと、奪われるくらいに

深く刻み込む恋の香り

好きって言ったらどうなるの？

君が笑って、困っているの？

真夜中の月が見ているだけ

なら言っていいよね

指先が君に触れるたび

もっと君を知りたくなるよって

怖いも、君となら平気たった

一つの恋に会いたい

ふわりと香る風の中で

君の名前を呼ぶ夜

忘れないで、あの瞬間だけは

私の全て、君にあげたんだ