歌詞

静かな夜に　浮かぶ顔

あの日、最後に見た背中

「大丈夫だ」って　嘘でもいい

その一言が　欲しかった

目を閉じれば　思い出が襲う

笑ってた顔も　怒鳴った声も

今さら気づく　当たり前の意味

時間は残酷だ　もう戻れない

何度も逃げてた俺に

「立て」って言った　あんたの声

本気で怒って　本気で泣いて

俺の人生を　変えてくれた

ガキのまんまの心に

ぶつけた拳はホンモノで

血が出るほどの言葉たちが

今も心を支えてる

うまく生きる術なんて　わからなかった

でも　あんたがくれた道標

「強くなるな、優しくなれ」

あの日の言葉　もう離さねえ

あんたの声が　今も鳴ってる

消えそうな夜も　前を向ける

拳で語った　そのぬくもりを

俺が未来へ　引き継いでく

白いシーツ　響かない呼吸

それでも俺は　耳を澄ませた

奇跡を願った　バカみたいに

でももう届かない　この想い

だけど歩くよ　止まれない

あんたが見たかった景色を

この目で見るまで　諦めない

悔いのないように　生きてみせる

あんたがくれた命なら

俺の体ごと使って証明する

泣くのは終わり　誓いに変えて

このマイクで叫び続ける

いつか俺も　誰かを救う

その時が来るまで走る

「忘れねぇよ」って背中越しに

天まで響け　このラップ

あんたの声が　今も鳴ってる

消えそうな夜も　前を向ける

拳で語った　そのぬくもりを

俺が未来へ　引き継いでく

強さとは何か　優しさとは何か

全部、あんたが教えてくれた

だから今も俺は生きてる

この歌に　すべて込める

今も聞こえる

その声が　道を照らしてくれる

ありがとう

ずっと俺の中で生きてる