"Attack!" the ogre laughed. Front Cover

Lyric

"Attack!" the ogre laughed.

chubby face

霧は裂ける 足音で

まだ見えぬのに 近づいてくる

何かが来る 理屈ではない

肌が先に 理解する

ざわめきが 波になる

誰かが槍を 落とした音

その静寂を 引き裂いて

響いた

「かかれー かかれぇ!!」

喉ではない 地鳴りのようだ

命令ではない 衝動そのもの

その一声で 前線が揺れる

誰だ あれは

血煙を裂き 一直線

迷いなく こちらへ来る

逃げ場を測る その暇すら

与えず距離を 奪ってくる

「あれが――しま さこんだ!」

遅い

知った時には もう遅い

槍が届く前に 届かれる

刃を振る前に 倒される

一歩 踏み込まれるたびに

一列 消えていく

「かかれー!!」

まただ

また前へ来る

退かない 止まらない

斬られてなお 前へ出る

あり得ない

人は そこまで進めない

囲め! 押し返せ!

声が飛ぶ だが足は動かぬ

目が合った者から 崩れていく

理屈ではなく 恐怖で

あれは武将じゃない

あれは

突進そのものだ

波のように ではない

刃のように でもない

“直線”だ

すべてを貫く 一本の意志

「かかれぇぇぇ!!」

鼓膜が裂ける

心が逃げる

膝が笑う

それでも奴は 来る

数で押せるはずだった

壁で止められるはずだった

だが違う

壁が 斬られていく

人の壁が

列のまま 崩されていく

血の中で なお速くなる

倒れるほどに 近づいてくる

そのたび あの声が

「かかれー!!」

誰かが叫ぶ

「退け!!」

遅い

背を向けた瞬間に

背中から 命が消える

逃げ場はない

前にも 後ろにも

ただ一つ 確かなこと

あの声の届く場所に

安全はない

やがて 刃が集まる

無数の敵が 押し寄せる

それでも最後まで

前へ

「……かかれ」

掠れた声でも

なお進む

倒れながらも

なお進む

止まったのではない

止められたのでもない

ただ

進み切っただけだ

霧が晴れる

静寂が落ちる

だが耳は覚えている

あの声を

せきがはらの戦いの地に刻まれた

最も短く 最も恐ろしい命令

――かかれ

  • Lyricist

    chubby face

  • Composer

    chubby face

  • Producer

    chubby face

  • Programming

    chubby face

"Attack!" the ogre laughed. Front Cover

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