変幻自在のジャケット写真

歌詞

ゼロ

無地

空と海の狭間に

差した一縷の光

君はそれを切り取って

僕を照らして見せた

光芒は刹那

気づいたらもう無い

袂に縋るように

僕は目を閉じる

海鳴りの響く

形而上の空に

あの日消えた夢を抱いて

崩れ落ちた

ああ僕は

やがていつかゼロになる

折れた脚を引き摺って

それでも走り続ける

ああそして

僕は何を遺すだろう?

震える息を深く吐いて君の

手を握った

ゼロとイチの隙間に

潜む無限の距離を

君はいとも容易く

線で繋いで見せた

現し世は刹那

残るのは後悔

踵を返し歩く

莫迦の行軍路

鈍色に光る

形而下の海に

行き止まりの過去を捨てて

目を開いた

これは

何を懲らす地獄だろう

それは酷く出鱈目に

乱数を吐き続ける

ああそして

僕は何を遺すだろう?

傷だらけの右手で君の髪に

触れた

見上げれば遥か

ただ目眩がするほど

高く遠い世界で

また君に出逢えた

それは1秒にさえ

満たぬ邂逅

でも記憶の淵に

焼き付けられていた

心音が遠くなっていく

君の映す世界は

ただ白く

透明な嘘

物語の続きは

予兆さえもなく消える

まだここに居ると

願うほど遠ざかる

「愛してる」

君の居ない

部屋でただ一人

祈る

目を開いた

ああ僕は

やがていつかゼロになる

折れた脚を引き摺って

それでも走り続ける

ああそして

僕は何を遺すだろう?

震える息を深く吐いて君の

手を握った

  • 作詞

    無地

  • 作曲

    無地

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1st Album

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