歌詞

夕暮れ、ふたり

触れた指先

約束もせず

僕ら手を振った

パッと落ちてった線香花火が

いつかの夏の終わりを思い出させる

あれからの僕はなんとなく憂鬱で

退屈な日々の中でまだ踠いてた

歌う君はスポットライトに

照らされて今たしかに

あの日憧れた場所に立ってる

「大丈夫だよ」って

君、励ますことも　今の

僕じゃできないけど

イヤホン越しの

聴き慣れた歌声に誓ったよ

僕も前を向くこと

優柔不断な僕と裏腹に

どうしようもなく未来見てる君が眩しい

夢見る君を通して僕は

夢を見ていたことに気づいたよ

暗くなった空、ふたり

待ちわびた夜を背に

少し　しけった花火

思い返したって戻れないのに

焼き付いた光景がずっと消えないんだ

誰も気づかない　知り得ない

完璧な笑顔に隠した

君の心

その鍵を

開けるのは僕なんだ

変わってみせるよ　このままじゃ

大事なこと想いも全部

掴み損ねて零れ落ちていく、この手

「明日また会おう」なんて

小さな約束　今じゃもうすることはないけれど

いつか隣でまた笑えるように

この想いが君に届くまで僕も頑張るから