Lyric

指先に　そよ風が　触れて

しっぽが揺れる　リズムで歩く

陽だまりの　道しるべ　二人

なんでもないこと　笑ってた

菫の影で　くしゃみを一つ

耳をぴくって　君が振り返る

それだけで　なんだかもう

人生　まるごと　ご褒美だ

ふわり　雲が　流れてく

ひとときの　不思議なステージ

遠くで　風が　ささやいた

こんなにも　いい日だよ　って

ぺたぺた　ぺたぺた　音のしっぽ

幸せって　こういうのだね

蛙の歌に　止まる足

こっそり　真似して　鳴いてみる

君はきょとんと　見つめるだけで

なんでかな　胸がふくらんだ

毎日　違う　色の空

だけど　君は　変わらないから

振り返れば　気配がある

季節の香りを　拾っていく

くるり　道が　曲がるたび

何かが　ちょっと　始まって

街中で　秘密のフェスタ

お散歩って　楽しいね　って

ぴょこんと　跳んだ　君のしっぽ

心まで　軽くなるんだ

帰り道　空が広くて

後ろ姿　伸びていた

君と僕の　この世界

今日も　散歩日和