

少しだけ涼しくなった風に 今年の夏の終わりを知った
あんなに暑いと文句を言ったのに もう少しだけ 此処にいてよ
窓を開けたまま眠った夜も 最近はあまり泣かなくなった蝉も
気づけばさらに静かになって 夕暮れだけが早くなってく
コンビニ帰り 遠くの空に 季節外れの花火がひとつ
誰かの夏が終わるみたいに 音もないまま消えていった
履きつぶしたサンダルの跡 日焼けした腕 伸びた髪
何でもない夏だったはずなのに 思い出すほど 愛しくなる
まだ昼は暑くて 夜風だけ少しよそよそしくて
季節は僕を待たないまま 次のページをめくってく
夏が終わっていく あんなに暑くて嫌だったのに
夕焼けの色も 蝉の声も もう少しだけ残っていてよ
何か忘れてる気がして 振り返ってもわからないけど
今年の僕にはもう二度と 帰れない事だけわかってる
冷蔵庫に残った麦茶 使わなくなった虫よけスプレー
いつもの部屋ぼしの白いTシャツも 揺れ方が少し変わっていた
海へ行こうって話してたのに 結局行けずに終わった八月
「また今度」で済ませたことが 今になって少し悔しくなる
祭りの後の静かな道 片づけられてく赤や黄色の提灯
楽しかった時間ほどどうして 終わったあとに輝くんだろう
まだ昼は暑くて 夜風だけ少しよそよそしくて
季節は僕を待たないまま 次のページをめくってく
夏が終わっていく あんなに暑くて嫌だったのに
汗ばんだ夜も 夕立さえも 今なら少し恋しくなるよ
特別な事は無くたって 確かに僕らは此処にいた
二度と同じ夏は来ないから こんなに胸が痛むのかな
涼しくなった風の中 聞こえなくなった君の声を探した
もう秋がそこで待ってるのに 心だけまだ八月にいる
涼しくなった風の中 なぜだか少し寂しくなった
さよならなんて言ってないのに 君は静かに遠ざかってく
あと一回くらい花火をしよう
あと一回くらい海へ行こう
あと一回くらい夜更かししよう
そんな「あと一回」を繰り返して
終わらない夏があればいいのに
だけどきっと 終わってしまうから 僕らは夏を好きになる
夏が終わっていく あんなに暑くて嫌だったのに
青かった空も 白い雲も 少しずつ遠い記憶になる
いつか君を思い出して 「あの夏は良かった」なんて言うのかな
今はまだ思い出じゃないから もう少しだけ 此処にいたい
涼しくなった風が吹いて 街の匂いが秋に変わってく
さよならなんて言いたくないから 振り向かないで見送ろう
また来年 夏が来ても 同じ夏にはもう会えない
だから今だけ もう少しだけ 夏よ 終わらないで
遠くで最後のせみしぐれ 夕暮れの風は少し冷たい
あんなに待ってた涼しさなのに 今日はなぜだか 窓を閉められない
- Lyricist
Low-he
- Composer
Low-he
- Producer
Low-he
- Guitar
Low-he
- Bass Guitar
Low-he
- Drums
Low-he
- Piano
Low-he
- Programming
Low-he

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NATSUNOATO
Low-he
This song (After Summer) evokes that bittersweet feeling you get at the end of summer.
Artist Profile
Low-he
Low-he Profile Composer / Music Producer / Artist A composer, music producer, and artist based in Tokushima Prefecture.
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