Lyric

なんだか今日も重苦しい感じがしちゃって

どっか行ってみようかって　画面眺め

山の中にある　一軒のお店がヒットして

これやってんだかな　どうかな…

とりあえず　車走らせてみて

別にやってなくてもいいさ

計画通りな毎日に飽き飽きしてて

だってわかんない

何が悪くて

どれが正解なの

そして僕は何者なのか

何が幸せかなんて

今日もわからないまま

だから僕の場所を

探して走ってる

映るグレーを進めば

緑に包まれて

やがて黄色や赤や

鳥たちの声も聴こえて

途中　人気無い

自販機でコーヒーをすすり

空を見れば

僕の胸から何か

スッと抜けてゆく

順調にここまで　走って来たけれど

ちょっと険しいところにさしかかり

人生も同じかもなんて　深めな想像に

忙しくハンドル切りさばく

ここを乗り切れば

僕の居場所あるのかな

嬉しいことって

このつづら折れの先にあるんだろ

誰もわかんない

何を目指して

生まれてきたなんて

何を成すの　何のために

急いだって届かない

だからブレーキ踏んで

ゆるやかに見定める

険しい道も

その場に合わせたスピードで

暗い緑を抜ければ

真っ赤な星のような

揺れる紅葉たちが

よく来たねって　ほほ笑む

扉開けて　顔上げれば

お帰りなさいと言われるようで

なぜかニヤけて

遠くで滝の音

また頑張れるかもさ

何もないからって

こんなものしかって

よく言うけれど

そこにある

代え難いのは

その心なんだって

ひとり頷いて

戻るグレーな場所へ

また今度来よう…