Lyric

花が舞い落ちぬ

雪の如く消ゆ

夜半の美作の国に　小雪が舞う

雲の切れ間の月に　頬が濡るる

待ち焦がれて泣き濡れて

ひたすら思人を待つ

如何に良からめ　現ならば

夢なれば　現なれば

十五で姉やは　旅立ちて

小春日の山々も色を着け

やがて父様も母様も

そが心　穏しかる

風立ちぬ

生まれ出る事に　訳なぞ無し

去り行く事に　訳なぞ無し

如何に咲き誇る事ぞ

すなわち　この世を生くる訳

白粉の山脈にも　春は来る

ふるさとの山　ふるさとの川

お城を巡る町並みを

幾日も　幾月も

幾年も　眺むる

暁の町に　雀が鳴く

晴れ渡る空が　心を打つ

待ち焦がれた思人の

心の奥に舞いおりる

白粉の山脈にも　春は来る

ふるさとの山　ふるさとの川

お城を巡る町並みを

幾日も　幾月も

幾年も　眺むる

ふるさとの山　ふるさとの川

お城を巡る町並みを

幾年も　幾年も

幾年も　眺むる