Lyric

朝が来てああ今日も

律儀に出かける君の靴

夜が来てああ今日も

同じ向きに置かれた君の靴は

ヨレヨレ汚れて擦り減った踵

染み込んだ戦いの跡

ただいまおかえりを繰り返す事が

何回できるのかな

願わくば

時を止めて今を箱に詰めて

抱きしめていたいよ

それは出来ないから

出来ないから

今の君を今の君を

忘れぬよう

焼き付けて

空にまた新しい月

満ちてはかけてくこの星で

僕らはただ息をしてる

意味などどこにも書いてないから

ないから

君の靴がもしも

行先に迷うことがあったら

僕が一緒にしゃがんで

くだらないお喋りで

笑わせるから

大丈夫さ

僕らを繋ぐ時間の端と端の

長さはどれくらいで

それは分からないから

分からないから

今この時今この時を

忘れぬよう

夢を見たんだよ君の声が

僕を呼んでいたんだ

それは美しく

とても美しく

風に乗って風に乗って

僕の頬を

撫でていく