Lyric

「君はよく泣いていたね

ひとり布団にくるまって

何度も何度も何度も泣いていた

僕はそれを知ってるよ

優しい人ほど生きづらい

それが人間の世界なら

君も猫になりなよ

そうすれば僕とお喋りできるし

日向を探して一緒にゴロンとしよう

何にもない日を何にもしないで

ただゴロンとしていよう

僕の飼い主は君じゃなく

君を泣かしたあいつだから

出ていく君を止めはしないよ

少し寂しいけれど

君の体温がちょうど良かったから

少し寂しいだけさ

新しい道を歩む君を僕は見てるよ

今度は楽しい明日を描いて

眠ってほしいんだよ

だけど手に余る悲しみが

君を襲った時にはまた

君も猫になりなよ

そうすれば僕と毛繕いしあって

体を重ねて一緒に夢の中

何にも心配しないで今だけ

ただゴロンとしていよう

そして君が最後に長い旅を終え

重い荷物を全部おろした時に

僕は必ず虹の橋のたもとへ

君を迎えに行くよ

君を迎えに行くよ」

なんて都合のいい話

人はやっぱり勝手だね

分かっているけど

楽になりたくて

泣いている弱虫だよ