Lyric

むかしむかしの春を喰らって今

揺れ惑うヒールインテール

空前の相関 のらりくらり羽ばたいて

及第のボーダー 見定めるアウトサイダー

丁重に扱う価値はあるか その論理

柔軟な対応で片を付けられればそれまで？

齧りついても去なしても拭えない真実の終着点

白にも黒にも成り変わった即席の啖呵

境界を突破して交わる世界の憂いが痛かった

騙し騙しの愛は色褪せて偽物みたいだ

凄惨な結末に絡まる無題の意図を害さないで

むかしむかしの春を喰らって今

揺れ惑うヒールインテール

お約束のバッドエンドが迎えに来たようで

生焼けの選択肢は徒に繁殖

そうして曖昧な反応で角を立てず凌いで

ゆえに想像の何倍も高く厚い壁をまた積み上げた

救済の欠落に孤独を拒む理由は無かった

右往左往の密に溶け込んだフリをするだけ

境界を突破して交わる世界の憂いが痛かった

騙し騙しの愛は色褪せて偽物みたいだ

凄惨な結末も晴れゆく舞台を奪ったあの声も

有象無象の影を呪ったって

相容れない循環 断ち切れない心拍

独り穿ったヒールインテール