Lyric

砕けた恋の味を知る

噛み砕く夜に染まる

絵空事の神様が笑って手を振った

僕は救えない

燻んだ水槽で

飼い慣らす

泡まみれの声が焦がす

幸福ごっこは楽しい

君の影は笑ってた

シナリオ通りに泣く人形

置き去りの記憶が

ノイズのように疼いて

優しさのフリしたナイフを

抱きしめてた

砕けた恋の味を知る

噛み砕く夜に染まる

絵空事の神様が

笑って手を振っていた

僕は変われない

望んだくせに

答えもどきの言い訳で

優しさぶった嘘ばかり

正しさばっか遺書みたいだ

愛してって言えたなら

もう少しはマシだったかな

溺れるフリで逃げたまま

沈むのも悪くなかった

記憶の隅に潰された

未来未満のモノローグ

希望より優しい絶望に

優しさなんて知らなかったんだ

あの日投げた愛もどき

まだ心臓の隅で騒いでる

嘘も真も溶けたなら

どっちだって許せたのに

壊れた愛の味を知る

飲み込んだ夜に堕ちる

嘘みたいな神様が

泣いたフリして笑っていた

無くした声の意味を知る

名前のない痛みを抱く

涙も捨てた神様が祈ったフリに飽きている

僕は許せない

願ったくせに

希望もどきの代償で

優しささえも毒になる

正しさなんて

呪いみたいだ