Lyric

遠くへ離れてしまうなら

もう幻想でもノイズでもいいから会わせて

想いの言葉を不器用に綴る

手紙はいつまでも僕だ

吹き抜ける風 青いままで

長い夢の中にいるようで

大人になるから目を塞いでいるのに

見えない明日に縋っている

どうせ冴えない僕の言葉は

君らには届かないんでしょう？

それなら今は歌うよ

不格好な声で

そして冴えない僕の言葉は

君らには響かないらしい

それでも聞こえていると信じたいよ

夢の中だけ見える景色

辻褄の合わない幻想

暗闇に溶けて消えてしまわぬよう

その手でもう少し掴んでいて

遠くへ離れてしまうなら

もう幻想でもノイズでもいいなんて嘘を

吐いては汚れたこの手で触れたら

何にも見えなくて、綺麗

どうせ冴えない僕の言葉で

伝えても無駄なんでしょう？

それでもいいと歌うよ

不格好な声で

そして冴えない僕の言葉が

振り向いて問いかけてきて

「本当はどうしたいの？」

そんなの分からないから

きっと冴えない僕の言葉は

いつの日か届く時まで

覚めないように綴った

あの手紙に