Lyric

たわいないな

代わり映えもしないな

日々を尊ぶ価値観なんて

持ち合わせちゃいなくて

変わりないな

あの日の記憶だけ鮮やかで

今日も残ってる

この胸に

聞こえないな

喧噪に包まれた

あなたの声探していた

まるで私は迷子

触れないな

この瞳張り付くあなたの影が

それでも残ってる

もう前を向くしかないのに

裾を引くのだから

まだ歩み出すには足が重くて

それでも明日はやってきて

私を待ってくれないから

仕方なく歩き始めるんだ

辛い時笑って 苦しい時笑って ねえ

冷えた心は まだ痛み隠すから

弱い心を消したい

虚しい過去も消したい ねえ

そうきっと　きっと

空っぽの僕を照らすのが

この夕焼けだけなら

今日だけは泣いたっていいじゃん

変わらないな

今日も朝日が昇る

カーテン越し

貼り付けた

光に瞼閉ざされ

悪くないな

少しだけ前を向けるような

温もり　包まれて

もう振り返らないと決めても

後ろ髪引くから

思わず立ち止まってしまう

夜もあったけど

それでも明日はやってきて

私を待ってくれないから

仕方なく歩き始めるんだ

無力でも笑って 不器用でも笑って ねえ

冷えた心は まだ痛み隠すから

弱い心を消したい

虚しい過去も消したい ねえ

そうきっと　きっと

かさぶたになった傷跡が

もうすぐ梅雨明けだな

今日だけは泣いたっていいじゃん

子供の頃に見てた

世界は今より少し

広くてほんのり明るくて

忘れかけた夢

覚めない眠りのように

何でも叶えられた

大人になってしまった今では

もう一度　大空羽ばたいて

もう一度　海原駆け回り

もう一度　星屑繋いだり

もう一度　あの日を

辛い時にだって苦しい時にだって

僕はまだまだ不完全なまま

嫌う時にだって 惨めな時だって

ねえ　もう一度　もう一度

辛い時あたって 苦しい時あたって ねえ

冷えた心じゃ ただ痛みを増すから

弱い心だって

虚しい過去もだって ねえ

そうきっと　きっと

空っぽな僕を照らすのが

この夕焼けだけなら

今日だけは笑っていいじゃん

そう不完全なんだから