Lyric

降り続く雪と身を切る寒風

吐いた息で曇る空は陽炎

涙が零れ落つ瞳は凍り

雪垂り痺れた耳に波打つ

足は雪に取られ身体は重く

積もる雪にただ身を預けるだけ

枯れ果てた瞳で見る白景色

まるで夢の果て死骨の賑わい

掴んで溶けてく雪は

冷たさだけを残して

色も形も残さぬまま

僕を置いていく

降り積もる雪はかすかでも

僕の掌に残ってくれるか

影を追いかけて叫んでも

ただ溶けるだけ

いつまでも寒空の下で待っても

世界は白く塗られてく

どこに行けば眠れるのか

行く先は見えない

いつか来た道の足跡は消えて

自分の居場所さえ埋もれ始める

進むべき道は自らの足で

重い重い雪をかき分け進む

火照った身体に雪は

冷たさだけを残して

色も形も残さぬまま

溶けて消えてく

降り積もる雪は少しでも

背中の重りを雪いでくれるか

過去を懺悔して叫んでも

ただ溶けるだけ

悲しみも

喜びも

いつの間にか白く消えて

ただ進む

ただ進む

自分の居場所求めて

降り積もる雪はかすかでも

僕の掌に残ってくれるか

影を追いかけて叫んでも

ただ溶けるだけ

降り積もる雪は少しでも

背中の重りを雪いでくれるか

過去を懺悔して叫んでも

行く先は見えない