Lyric

少年の街の隣では

大勢の人が泣いているという

それでもこの立ち位置は

愛を重ねる事しか出来ない

少女が歌う笑顔の唄は

悲しい人達を天秤にかけたような

そういう言葉で書いた

愛を重ねる事しか出来ない

何気ないアスファルトの上

歩き疲れ同じ帰り道

今じゃそれすら離れていった

一歩目の踏み方忘れた

掴み損なった手も交わした約束も

目の前の君とのふたりごとだから

なのに今では何も聞こえやしない

冷たくなった黒い手を握りながら

少年の街の隣では

笑顔というものが消えたらしい

それでもここにいる事で

愛を重ねる事しか出来ない

少女が歌う悲しみの唄

何も救えないと知ってそれでも

自分の今を生きる事

愛を重ねる事しか出来ない

また明日で良いやは無くて

助走すらつけられない道だ

無数に舞うその灰の中で

昨日交わした言葉そんなの

何を欲しがってるの分からないさ

なのに世界は動く僕らを置いてさ

それでも歩くしかない壊れた道を

黒い瞳には崩れた景色それだけ

隣で笑おうとも

隣で泣こうとも

その横でただ生きていく

それしか出来ないでしょ

あぁ

掴み損なった手も交わした約束も

目の前の君とのふたりごとだから

なのに今では何も聞こえやしない

冷たくなった黒い手を握りながら

それでも、果たせなかったサヨナラを

この手を握りながら眠った君に

涙は止まらない嗚咽すらも出て来て

ただここで愛を重ねるよ手を重ねて