Lyric

とある午後の日

変わらぬ日常が麻痺した感性に波を打つ

なまぬるい無風がへばりついて

息を殺して無表情で

でも誰もが語り尽くせない深い悩みを抱えていた

それは無数の何十億の行き場所の無い未完成の

そして部屋を飛び出して大声で叫びたかった

『こんなんじゃない！こんなんじゃない！！』と

酸素の足りない

揺らぐ視界は軽薄な現実を表してる様だ

窓辺では静寂の音がしたんだ

それを聞いてる無表情で

今見えるもの此処にあるもの

リアリティの無いとある午後の日

胸に抱えた酷く重たい塊を捨て置けるのなら

そうして全て一瞬の内に変わって歓喜の中で

笑みを浮かべる満面の笑みを

こうして空虚と不満の切り離された現実が

例えば白昼夢に過ぎないとしても

覚めぬ悪夢が終わり告げる日

待ちに待った永遠の時

その日がもしも来るとしたなら

気怠い今日が意味を持つのに

そして許し乞う全ての人

皆が失意の中許されることを望んでいた

とある午後の空白の最中では

何かが起こるそんな予感が立ち消えていった