Lyric

通り雨の上がった道に

映る世界を覗き込んだ

青い空に雲と僕だけが

風に吹かれてた

追いかけてきた

君は不思議そうに

水たまりを覗き込んで

もう1人の僕と目が合った

虹が掛かった

広がる波紋が

僕らの輪郭を溶かしていく

ああ、このまま一つになれたならいいのに

なんて思った

ああ、僕は今、

何色の自分で居られているのかな？

ああ、君のと混ざったら

どんな綺麗な色になるのかな

どんな涙も乾かすような

オレンジ色がいいな

泥塗れの絵空事が

浮かんでは消える日々だけど

諦めに似た悪あがきが

僕を歩かせてる

大丈夫と自分に言い聞かせ

泥濘に踏み入ったけど

藻掻けば藻掻くほど

僕の足は

深く沈みこんでいく

憧れのヒーローは

おもちゃ箱で眠ったまま

だけど刻まれた傷すら

誇りのように輝いている

ああ、これから

何色の夢を描いていけるのだろうか？

ああ、君のと混ざったら

どんな色の世界になるのかな

この人生のキャンバスに似合う色を見つけられたなら

信号が変わる瞬間に

乾いてくアスファルト

僕の虹彩に光が帯びてく

ああ、僕は今

何色の自分でいられているのかな

ああ、君のと混ざったら

きっと燻んでいても綺麗だね

名前もまだない色で描く

僕たちのこの世界を

君がいるこの世界を