現実を鉛筆で切り裂く平日
綿密な甘い罠を躱し俺は命じる
お前はラッパー
お前はラッパー
耳の肥えたリスナーの傷を癒す処方箋
いつまで経っても上がらない梲も
いつまで経っても変わらない暮らしも
絶対に変えてやる
俺はラッパー
お前のHERO
社会的地位を全て投げ捨て
職業欄力強く書いた
「ラッパー」
『次の仕事はいつ始めるの？』
至極真っ当な質問に胸が痛い
首に繋ぐネクタイ
縛る焦燥感
デスクに向かう20代
もう後半
朝から晩まで鉛筆を擦り減らす
結局あの頃と何も変わんねぇな
身の程知らずか?
馬鹿の戯言
既に負けてんじゃね？
こんな賭け事
楽しいだけじゃ飯は食えないし
笑えない毎日に捧げたrhyming
しつこいくらいの周りのアドバイス
プライドより結果が雄弁に語る
クソ面倒な強がりの劣等感
うるせぇ
やめろよ
また説教か
時間が経てばやがて熱は冷める
鉄とケツは熱いうちに叩けってか
地方ライブ増加
一見順調だが生活水準低下
こんなはずじゃ…
おいしいとこだけ持ってこうとすんなよ
調子いい時だけ近付いてくんなよ
喜びや幸せは分けて欲しいくせに
痛みや悲しみは受け取らないんだ
程よい高揚感
酒で冷やす体
久々の仲間とも会えたからな
勢いで焦りや葛藤を誤魔化す
こだわりや信念はライブが物語る
フライヤー
ステージ
圧し掛かる責任感
客の入りばかり気にするオーガナイザー
10人
100人
1000人
その瞳の奥に映る俺を信じる
身内ノリの寒い馴れ合いに飽きた
足を運んだお前に届けたいんだ
売れればプロか
売れなきゃアマか
救えない弱さ 拭えない甘さ
凡人は命かけてギリ対等
どうせなら俺も笑って死にたいんよ
どうする？さあどうする？
繰り返す自問自答
これが俺の選択肢
現実を鉛筆で切り裂く平日
綿密な甘い罠を躱し俺は命じる
お前はラッパー お前はラッパー
耳の肥えたリスナーの傷を癒す処方箋
いつまで経っても上がらない梲も
いつまで経っても変わらない暮らしも
絶対に変えてやる
俺はラッパーお前のHERO
綺麗事を並べてステージに立てば
それなりに共感や賛同は得られた
繰り返す週末に覚えた違和感
天国の爺ちゃん曰くやるなら今だ
腹が減ったと鳴く痩せこけた財布
ゲストになった地方の野良犬
背中を預け噛みしめるlyric
次なんてねぇ
毎回ラストライブ
人は悩み葛藤し自我を殺す
今も孤独 圧倒的力不足
人生における勝ち負けの天秤は
乾杯するグラスとともに傾ける
生まれた環境なんて関係ねぇって
俺自身が一番気にしてた
地に足をつけて今日も空を飛ぶ
この街はネオンより星空が眩しい
五里霧中 リスク未だ嵐の中
晴れ間を待つだけじゃ蛹のまま
上手くなった愛想笑い 捻くれ者
邪魔すんなら今すぐに消え失せろ
飲み干す残り酒 仲間と共にあれ
向かい風を追い風に変えて立ち向かえ
人生に干渉する本物の言葉
お前の心に届け
現実を鉛筆で切り裂く平日
綿密な甘い罠を躱し俺は命じる
お前はラッパー お前はラッパー
耳の肥えたリスナーの傷を癒す処方箋
いつまで経っても上がらない梲も
いつまで経っても変わらない暮らしも
絶対に変えてやる
俺はラッパーお前のHERO
現実を鉛筆で切り裂く平日
綿密な甘い罠を躱し俺は命じる
お前はラッパー お前はラッパー
耳の肥えたリスナーの傷を癒す処方箋
いつまで経っても上がらない梲も
いつまで経っても変わらない暮らしも
絶対に変えてやる
俺はラッパーお前のHERO
- Lyricist
JAKE
- Composer
Michita
Listen to I'm Your HERO by JAKE
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- ⚫︎
I'm Your HERO
JAKE
Lyric:JAKE Beat:Michita ArtWork:falcon
Artist Profile
JAKE
JAKE is a hip-hop artist from Tottori City, Tottori Prefecture, and has been active in the underground music scene of the Sanin region since 2007. In 2015, he established his own independent label, Inaba Records, through which he has continuously released original works and performed live across Japan. In the well-known Ultimate MC Battle (UMB), JAKE overcame the lack of a Tottori regional qualifier by winning the Shimane tournament, earning a spot in the national finals where he placed in the top 4. The following year, he launched the Tottori regional qualifiers himself and has since represented the prefecture in the national tournament five times, most notably achieving second place in 2024. In addition to digital distribution, JAKE puts strong emphasis on physical releases, personally selling over 5,000 CDs throughout the country. This reflects his dedication to grassroots promotion and direct connection with audiences. Now based in both Tottori and the Kansai region, JAKE is known for his high mobility and proactive approach, always seeking new opportunities and expanding his presence in the Japanese hip-hop scene. As a rare voice from Japan's least-populated prefecture, JAKE acts as a cultural ambassador for his hometown, bringing local identity to the national stage and redefining what is possible for regional artists.
JAKEの他のリリース
因幡レコード
