Lyric

鳴り止まない喝采と　眩しすぎるライト

「すごいね」って君は言うけど　それは僕じゃない

器用に貼り付けた笑顔　その裏側でまた

出来損ないの自分が　舌打ちをする

「期待」という名の重圧が　軋む心を踏みつける

上手く笑えてるかな　上手くやれてるかな

ノイズ混じりの自問自答

スポットライトが眩しすぎて　僕の影を濃くしてく

賞賛のナイフが突き刺さるたび　疼き出すこの劣等感

お願い　本当の僕を見ないで　これ以上

メッキが剥がれてしまう前に　ただ頷いていて

SNSに並んでる　完璧な誰かの日常

スクロールする指先で　心を削ってる

「君は君のままでいい」　聞き飽きたその台詞

僕のままじゃきっと誰も　愛してくれないのに

「才能」なんて言葉ほど　残酷なものはないから

必死で積み上げたものが　ガラガラと音を立てて崩れてく幻想

スポットライトが眩しすぎて　僕の影を濃くしてく

賞賛のナイフが突き刺さるたび　疼き出すこの劣等感

お願い　本当の僕を見ないで　これ以上

メッキが剥がれてしまう前に　ただ頷いていて

もしも全てを失ったら

この空っぽの僕を

誰が愛してくれる？

喉まで出かかった言葉　飲み込んでまた息をした

スポットライトの熱が冷めて　一人きりで膝を抱く

「大丈夫」って呟いた声が　虚しく震えて消えた

スポットライトが眩しいから…！　僕の影は濃くなるんだ

賞賛も嫉妬も全部飲み込んで　叫び出すこの劣等感

お願い　本当の僕を見つけて　偽物でもいいから

壊れてしまうその前に　強く抱きしめて