Lyric

さよなら 愛してた全部

弱さも頼りなさも

さよなら 二人歩いて来た日々よ

足跡だけ残して

小さな時間の中に

同じ歩幅の足跡が二つ

どんな悲しい道だって

振り向けばすべて煌めいて

目を閉じればいつかの

楽しそうな抜け殻たちが

なにも知らない無邪気な笑顔のまま

温かい雫に溶けてゆく

さよなら 愛してた全部

弱さも頼りなさも

このまま手を繋いで歩いて行くには

細すぎる道の上で

二度と戻れぬ空を

懐かしむように雨は歌う

いつか濡れた街並みが

輝くことを知ってるように

はじけた雫が今

少しずつ手をとり合うように

やがて大きな虹に変わってゆくのでしょう

悲しみなんか無かったかのように

さよなら 愛したあなたと

あなたを愛した私

これから 何度私の目の前を

季節が行き過ぎても

忘れない 何もかも全部

その手を 瞳を 声をずっと

"さよなら"

囁く声に振り向けば

輝く道の上に 二つ並んだ足跡