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2018年。これで何度目だろうか、我々の日本にヒップホップのブームが再来している。実際、きっかけは何処にあったのだろうか。
歴史の更新と共に過去が埋れて行く最中、この男が約3年ぶりにアルバムを発表する。アルバム-KESHIKI-では、時代と共に変化していくラップやビートを 独自の解釈で優雅に乗りこなす5lackの奇才ぶりは 世界的に見ても新しく、どこか懐かしさや愛おしさすら感じられる とても不思議な作品だ。常に変化し続け、そして常に状況を変えてきた5lackの行動は、昔から何一つ変わっていないのかもしれない。MV発表曲を多数含めた極上の11曲。今作も勿論聞き逃す手は無い。
5lack a.k.a 娯楽 東京・板橋出身のラッパー/ビートメイカー/プロデューサー。1stアルバム『My Space』は多数のメディアに取り上げられ、アワードにも選出され話題になる。2007年より、兄・PUNPEEとその友人のGAPPERとともにヒップホップユニット・PSGとし活動。2011年にはBudamunk、ISSUGI(MONJU)とともにヒップホップユニット・Sick Teamを結成した。 2015年には、地上波で放送されたNTT ドコモ「2020年東京オリンピック・キャンペーンCM “Style ’20 “」に『東京』の楽曲を提供。現在もコンスタントに作品をリリースしており、2021年から2022年に掛けて発表したシリーズプロジェクト『白い円盤 Series』は記憶に新しい。2021年には、フジロック・ホワイトステージに出演するなど、音楽フェスにも積極的に参加。2023年9月、歴史ある東京・日比谷公園大音楽堂にて単独公演を開催。見事に満員を納めたショーはそのキャリアから幅の広い層を魅了し圧巻のパフォーマンスを披露した。そして、2024年4月にはLEXを客演に迎えた「5xL Feat. LEX」を収録したアルバム『report』をリリース。今も尚、日本のヒップホップのあり方を問い続け、発明しようとするその姿勢に賛同する者は多く、リスナーのみならず他アーティスト自体にも影響を与えて続けている。
Takada Ongaku Seisaku Jimusho