Lyric

おちてゆく おちてゆく

てのひらの物語

ずれてゆく ずれてゆく

針の先も

光る影 欠けてさえ 音持つ まぼろし

銀のゆめ 火のしずく またたいた

なぜ 言の葉はいつもさかさまなの

ねえ、いい子でいたらママもきっと

いつかのように愛してくれるの

月日をめぐる光 落ちた窓のさきに

ゆれてる みちてく

このまま ひとりきり 今ワルツを

鐘の響く夜に 午前二時のリズム

ゆれてる みちてく

ママの胸にねむるの 春のゆめ

くちてゆく くちてゆく

忘れじのおもかげも

うれてゆく うれてゆく

実の甘さもすくって飲み干せば

水面 映るかげは

知らぬ顔知らぬ声

ほほえむまぼろし

思い出すあのひとのまなざしに

とけない血のまじない 絡みあう結び目

ゆれてる みちてく

同じ目 同じ声 ママみたいね

瞳の中ひかるあふれた水のいろ

ゆれてる みちてく

わたし いつか世界に なってしまうの

Verstehen Sie? Verstehen Sie?

Im Spiegel erwacht das Licht

Verlorener Träume

月日をめぐる光 割れた窓のおくに

ゆれてる みちてく

このまま ひとりきり ねえ踊ろう

鐘の鳴らない朝 二度と明けぬ夜に

そっと浮かべた花がうたうの

さあ風がさらう もうすぐ会えるの

すべてがわたしが とけてみちる

みちてゆく みちてゆく みちてきえる