今の空気は とてもぬるいと
第三公園 ブランコで呟いてみた
落ち葉の割れる音を聴いては
終わりの近づく時を感じる
滲む夕日の 赤と黄色の
ちょうど境目が似合ってる
そんな季節と君が佇んでいる
髪が揺れるのをとても嫌がった
それでも杪夏を告げる風は吹く
夏のラストページが閉じる
君が夏へと攫われゆく
九月の空は やけに薄くて 緩やかな暑さで
確かにそれは やわらかなまま 通り過ぎてゆく
君が僕の横から消えた ベンチにまだ座ってる
僕はそこから 立てないでいる
公園には僕しかいないのに
日差しの落ちる 午後六時半
空が燃えてく様子を眺める
滲む夕日に 重なる鴉
ただ流れてゆくこの時間
九月の空は やけに薄くて 緩やかな暑さで
確かにそれは やわらかなまま 通り過ぎてゆく
君が僕の横から消えた ベンチにまだ座ってる
僕はそこから 立てないでいる
公園には僕しかいない
九月の空は やけに薄くて 緩やかな暑さで
確かにそれは やわらかなまま 通り過ぎてゆく
君が僕の横から消えた ベンチにまだ座ってる
僕はそこから 立てないでいる
公園には僕しかいないのに
- Lyricist
Enomoto Kohsuke
- Composer
Watase Shinya
Listen to End of Summer by San Han KikanZ
Streaming / Download
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架空の高校生バンドSan Han KikanZが送る、鮮烈の1stアルバム。あのバンドを追い続けている騒やかな演奏と、榎本によるややセンチメンタル過剰な詞世界がウーファーいっぱいに広がり、ギター2本とベース、ドラムがメチャクチャに絡みつく。定番のロックナンバーであり、漠然とした少年の不安を表した「17才」や、超スピードで喉元を通り過ぎる「列車」のような曲が目立つが、その一方で「杪夏」や「電柱」などのセンチメンタルな面も持ち合わせている。
Artist Profile
San Han KikanZ
嘘から出た真を体現した、ネットの虚空から強烈な存在感を放つ新人気鋭の高校生バンド。全員、私立彁楽高校に通う学生で、みんな部活動の一環で結成したそうだ。顔ぶれは、重音テト、渡瀬慎也、榎本康介、仁川巌の四人。彼らの鳴らす音には、どこか90年代後半の鋭角で殺伐とした感じを彷彿とさせる。それもそのはず、彼らは福岡市博多区のあのバンドを追い続けているのだ。それでありながら、渡瀬の創る曲と榎本の描く世界は憧れとはまた違う唯一無二さを感じさせる。今後の発展に期待したい、未来を担うロックバンドである。
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