6月が呼んだ 大粒の雨
雫を払って 傘を投げ捨てたんだ
水溜まりばっか 見つめていたって何も
始まりはしないさ 濡れても構わないさ
硝子窓に映った ポルカドットが
この時期だけに見せる 自然のアート
始まるんだ 梅雨の季節が
レインコートを着てる子供達
あの雲が 降らす雨粒は
きっと神様の涙
6月が呼んだ 大粒の雨
雫を払って 傘を投げ捨てたんだって
「ガラクタのような日だ」君は嘆いた
僕は君の後ろで 傘を開いた
始まるんだ 梅雨の季節が
レインコートを着てる子供達
あの雲が 降らす雨粒は
きっと神様の涙
ただ雨は 地球を濡らしていく
乾く心と身体を満たして
あの雲が降らす雨粒は
きっと誰かを 潤す
「止まない」ってさ 君は言うけど
きっと晴れるよ 僕がいるからさ!
あの雲が過ぎる時はきっと
君が笑顔をくれる時
翌朝の空 窓を開けたんだ
そしたら空は 晴れてたんだ!
- Lyricist
Enomoto Kohsuke
- Composer
Watase Shinya
Listen to Season of Rain (CHDR Remaster) by San Han KikanZ
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架空の高校生バンドSan Han KikanZが送る、鮮烈の1stアルバム。あのバンドを追い続けている騒やかな演奏と、榎本によるややセンチメンタル過剰な詞世界がウーファーいっぱいに広がり、ギター2本とベース、ドラムがメチャクチャに絡みつく。定番のロックナンバーであり、漠然とした少年の不安を表した「17才」や、超スピードで喉元を通り過ぎる「列車」のような曲が目立つが、その一方で「杪夏」や「電柱」などのセンチメンタルな面も持ち合わせている。
Artist Profile
San Han KikanZ
嘘から出た真を体現した、ネットの虚空から強烈な存在感を放つ新人気鋭の高校生バンド。全員、私立彁楽高校に通う学生で、みんな部活動の一環で結成したそうだ。顔ぶれは、重音テト、渡瀬慎也、榎本康介、仁川巌の四人。彼らの鳴らす音には、どこか90年代後半の鋭角で殺伐とした感じを彷彿とさせる。それもそのはず、彼らは福岡市博多区のあのバンドを追い続けているのだ。それでありながら、渡瀬の創る曲と榎本の描く世界は憧れとはまた違う唯一無二さを感じさせる。今後の発展に期待したい、未来を担うロックバンドである。
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