Lyric

雪が降った十二月のこと

乾燥した空気が喉を焼く

吐息が白くなるのを見て

二人で寒いねって笑い合う

町外れの廃屋には誰も来ないから

二人だけの秘密基地にして

日が暮れても話をしてた

こんな時間が続けば良かったのに

首を絞められる度に

生きてるって感じる

傷を付けられる度に

綺麗だったって分かる

想像してたよりもずっと

奪い返すのは容易かった

動かなくなった体眺め

一瞬だけ自由になれた

サイレンが鳴り響く中

純白がわたしを包み込む

寒いけど、それでも温かくて

全部を間違えてしまったこと

ちゃんと謝らないと

今度こそ幸せになりたいな

しろくそまっていく

ぜんぶ、ぜんぶ、ぜんぶ

しろくそまっていく

ぜんぶ、ぜんぶ、ぜんぶ

わたしは自分のことばかりだった

隣にいたあなたのことすら見えなくて

失くしてからそれに気付いても

決してもう元には戻らないこと知ってたのに

あなたがいなくなった世界でも

時間は変わらず進んでいって

選ばなきゃいけないことが増えて

責任を課されるようになって

何もない街から都会に出て

いろいろなことを好きになって

いろいろなことを嫌いになって

一緒に大人になりたかった

消えてしまうのなら

最初から無くてよかった

失う痛みだけは

胸に残るのに

しろくそまっていく

ぜんぶ、ぜんぶ、ぜんぶ

しろくそまっていく

ぜんぶ、ぜんぶ、ぜんぶ

大切にしてたのに

全てがこぼれ落ちて行く

何にも守れないや

失い続けてる

しろくそまっていく

ぜんぶ、ぜんぶ、ぜんぶ

しろくそまっていく

ぜんぶ、ぜんぶ、ぜんぶ