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ロックンロールミュージックの未来が回り出した!

前回のDIGITAL SINGLE 「ELECTRIC LADYSHELTER」 配信開始の際、ロックンロールの未来を予感させてくれた
The Lady Shelters から、今度はニューアルバム 「Almost Famous」 のミックスダウン音源データが、私の元に届いた。

1990年代以降、過去の音楽への“オマージュ”がよく取り沙汰されるが、最近のヒットチャートを賑わせているどの
グループのサウンドやメロディからも、過去のPOPミュージックの影響を感じない日はない。HIP HOPミュージックの“
サンプリング”に代表されるように、“組み合わせ”あるいは“コーディネイト”にも似た音楽の作り方が、感じられる時代である。
また、1980年代までは音楽スタジオ並みの音質を得るには、$100,000以上の
設備が必要だったのに、現在はプロフェッショナルな音楽制作ソフトウエアも安価に$300くらいから手に入る時代だ。

だがしかし、「簡単に音楽が作れるようになったか?」と問われれば、その答えは No! だ。
誰だって鉛筆や絵の具は手に入っても、ゴッホやピカソやアンディウォーホールになるのは大変なのと一緒である。
問題は、最新の道具を使ってオマージュやサンプルをどう他人に聴こえさせ、感じさせるかだ。

The Lady Shelters のニューアルバム「Almost Famous」には、その答えがあった。
オマージュに溢れたサウンドや、60's〜80'sのRockカルチャーそのものを捉えた言葉を、彼女たちはデジタルなカンバスに
見事に“有機的”に落とし込んでいる。
「パパ!あなたがRockカルチャーに抱いた夢は、間違っていなかったよ!」 そうMIZUKIの声は伝えているようであり、
ロックンロールミュージックが、最もロマンチックな“メディア”の一つである事をも、このグループは証明して見せて
くれている。ロックンロールの未来はすでに回り始めた!  [音楽愛好家 K]

アーティスト情報

TLS Records