Lyric

ことばじゃなくてもいいけれど、ことばにしたいことがある

酸化した桃　爪の間に入った土

世界はいつからか、静寂を取り戻したんだ

キミと出会ったその日からだと、まだ信じている

恋もいつの日か、しなくなっていた

ここにいるよ、そばにいるよと

愛が繋いだはずだから

ことばじゃなくてもいいけれど、ことばにして伝えたいこと

歳を重ねれば増えてくる

でも、ちっとも寂しくないんだ

ふしぎだね

キミじゃなくてもいいけれど、キミとしたいことがいくつも

ビブリコール　シーツに零したコーヒーの染み

世界はいつからか、祝福に満ちていた

ボクの手には収まらないほど、大きな幸福

想いを伝えるのを躊躇っていた

キミが消えてしまうのが怖いんだ

あれほど理解り合えたはずなのに

ことばじゃなくてもいいけれど、ことばにして知りたいこと

知らないことがたくさん

でも、すべて知っていたようにも思えるんだ

おかしいね

伝えたいことは、いつも、キミが全部持っていたよ

それでもボクは、不器用に

ことばにして、カタチにして、

そんな日々を愛せるようになった

ことばじゃなくてもいいけれど、ことばにして伝えたいこと

歳を重ねれば増えてくる

でも、ちっとも淋しくないんだ

不思議だね