Lyric

影が煙る 空を見上げた

ただ扉が閉じ 熱が籠る夜

話した明日の言葉 影が覆う様

でも気付いた 君の声

確かに僕にはこう聞こえてる

影が写す 僕のデタラメ

また部屋を戻り 冷えた音がした

滲んだガラス窓 僕を見下ろし

けど笑った君の影 遠く遠く

離れてしまっているんだ

話しては感じてる 僕らの影は

焦ってる 僕らの存在は

ありふれたありふれた世界が

じっと写す夜に シャッター押した

霧のような君ような気配を

ずっと望んでは

ずっと泣いている

意味を追いかけ通り過ぎていく

迫る電線の影 僕は気付いてる

乾いたインクの染みばかり見ていて

でもこの部屋の中は

昼にも夕にも暮れてはくれなくて

残ってた 僕らの感性で

聞き飽きた聞き飽きたこの言葉は

意味もわからず ただ告げて

花のような君のような感性が

ずっと眩しく

ずっと竦んでた

ただ窓を開け 空を見上げた

花瓶の水が部屋にあふれてる

仕舞ったはずの写真 水に浮かんで

けど思ったのはただ静かだ

ありふれたありふれた世界が

嫉妬写す夜に シャッターをした

君のような君のような写影が

ずっとただ僕は

ずっと見れぬまま