imamiman Front Cover

Lyric

imamiman

naiyo

改札の腹で 小銭が眠る

朝はまだ 誰かの下書き

くしゃみをしたら 昨日が剥がれ

ポケットの中で 雨が鳴った

信号機だけが 正しく光る

僕らは少し まちがえて青

ビニール傘の 骨のあたりで

言えないことが 乾いていく

まだ名前じゃない

まだ声でもない

喉の奥で ほどけた線を

結ばないまま 歩いている

いまになるには 足りなすぎて

過去になるには 濡れすぎていた

笑えるほどの 悲しみもなく

泣けるほどの 理由もなくて

透明なままで 汚れていく

僕は僕より 少し手前だ

夜の端っこ 噛んでみたら

甘くも苦くもない味がした

冷蔵庫には 白い沈黙

賞味期限の 切れた祈り

画面の中で 誰かが笑う

その明るさで 部屋が痩せた

爪の先だけ 季節が変わる

髪の匂いは まだ帰れない

脱ぎっぱなしの 影を踏んで

今日の形を ごまかしている

まだ夢じゃない

まだ嘘でもない

息の隙間に 落とした針を

拾わないまま 踊っている

いまになるには 幼すぎて

ゼロになるには 知りすぎていた

大丈夫って 言うたび少し

大丈夫から 遠ざかるけど

透明なままで 擦れていく

僕は僕より 少し手前だ

夜の端っこ 噛んでみたら

甘くも苦くもない味がした

ララ ラララ

空っぽの手で 灯りを撫でる

ララ ラララ

届かないから 消えずにいる

いつかになれば わかるのかな

わからないまま 慣れるのかな

レシートの裏に 丸をつけた

意味のない丸が 月に見えた

いまになるには 足りなすぎて

過去になるには 濡れすぎていた

笑えるほどの 悲しみもなく

泣けるほどの 理由もなくて

透明なままで 汚れていく

僕は僕より 少し手前だ

夜の端っこ 噛んでみたら

甘くも苦くもない味がした

まだ朝じゃない

まだ夜でもない

僕の輪郭が 遅れてくる

その遅さだけを 抱いていた

  • Lyricist

    naiyo

  • Composer

    naiyo

  • Producer

    naiyo

  • Vocals

    naiyo

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