甘い嘘がまだ
胸を刺し 頬を撫でる
遠のいた窓辺は
呼吸をするたび 色褪せてゆく
間(あわい)に揺れる 痛みを掬いたい
歩み止めた日を 追いかけて
変わらない両手を染めた 綺麗な毒を許して
茨壁の先に見つけた 慈愛と呼ぶ感情の花蕾を
もう一度 育てたい
枯筐(かれがたみ)をただ
並べては 眺めている
それは傷を隠すから
憐れみ 嗤っても
今 もう一度
たとえ譫言でも
失っても求めて 信じ続けて
背けていたものと 向き合うなら 嗚呼
(向き合うというなら)
振り返る姿 追いかけて
変わらない虚構を越えて 篝火に薪を焚べて
幾千と巡る邂逅は
軛(くびき)を断ち 轡(くつわ)を折る
掠れた上辺を抱き締めて ただ在るものを許して
いつか彩りたいと願う 暗い暗い灰空の薄明りを
もう一度 掴みたい
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作詞者
satella
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作曲者
satella
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プロデューサー
鈍色聴
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ボーカル
鈍色聴
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Vsinger 鈍色聴初のソロアルバム
6名のコンポーザーによる書き下ろし楽曲6曲を収録。
アーティスト情報
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鈍色聴
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satella