Lyric

一人の時間が　好きだった

真っ白なカレンダーが　好きだった

誰にも染められない　その余白が

私にとっての　心地よさだった

足りないものなんて　なかった

埋めたい隙間も　なかった

「このままでいい」って言葉を

疑わずに　生きていた

あなたがくれた感情が

私を　孤独にしてしまった

一人でいることは

寂しさじゃなかったのに

あなたを　知ってしまったから

あなたといない　この部屋が

少しだけ　寒くなった

優しい音は　待ち遠しい通知だった

私のカレンダーを　優しく埋めていった

一つ、また一つ　色が増えるたび

一人の私は　少しずつ消えて

「寂しい」なんて　思わなくなった

待つことさえ　知らなかった

それなのに　今の私の世界は

あなたを中心に　回っている

あなたがくれた感情は

温かくて　ちょっぴり残酷だ

満たされていた私に

「足りない」を　教えてしまった

カレンダーが色付くほど

一人の時間が　こんなに長いなんて

知らなくて　よかったのに

戻りたいわけじゃない

でも　戻れない

真っ白なカレンダーが　好きだった私も

本当の私だったけれど

あなたがくれた感情を

今は大切に　抱きしめている

一人で楽しかった時よりも

今のほうが　ずっと苦しくて

あのとき以上に　今は

あなたを　愛しているから

一人では　生きていけない

今もう　あなたがいない時間は

孤独と　呼びたくなってしまう

愛し方を　知ってしまったから

この痛みごと

あなたを　想ってる