Lyric

眠れない夜に　枕を濡らして

ただ両手を合わせ　名前も知らぬ空に問う

「どうして私だけ　答えがないの」

時計の針は進むのに　心は取り残されて

どうして答えは見つからない

助けを呼んでも誰も来ない

神様　そこにいるなら

一度でいい　答えてくれ

声にならない願いを抱いて

夜が明けるのを待っている

どうして幸せはいつも遠いのか

手を伸ばしても触れられない

救いなんてなくても構わない

ただ　孤独を知りたくないだけ

病室の窓辺　消えそうな灯り

「明日も生きられるの」と　誰も言えなかった

震える手のひら　握りしめながら

届かぬ空に囁いた　最後の祈りのように

どうして大切な人ほど

先にいなくなるのだろう

神様　そこにいるなら

一度でいい　答えてくれ

涙も声も枯れ果てたまま

まだ私は生きている

どうして希望だけがいつも遠ざかるのか

約束も夢もなくて構わない

ただ　ここにいると知りたいだけ

戦火の映像に　子供の泣き声

誰も守れずに　ただテレビを見ていた

祈るしかなかった　何もできずに

「どうして」と世界中で　同じ声が溢れていた

神様　そこにいるなら

一度でいい　答えてくれ

生き延びたこの心に　どんな意味があるのか

どうか教えて　示してほしい

神様　聞こえてるなら

一度でいい　抱きしめてくれ

この魂が砕け散るとしても

「生きた」と言えるように

どんな祈りも届かなくて

それでも人は空を見上げる

どうして　答えを探し続けるのか

胸の奥で　今も問いかけている