Lyric

出し抜けに弾け飛んだ風船

魔法なんてなかったの

嗚呼　呆気ないわね

バケツを貸して

長ったらしい言い訳

ぶかぶかの虚勢

眩しくって見てられない

種と仕掛けの色眼鏡越しでも

端から持ち合わせてるわ

あなたに貰うまでもないわ

この閃きも高鳴りも

あなたを断ち切る勇気さえも

御口八丁の継ぎ接ぎを

掻っ捌いて藁を詰めて

二度と話せないように半田付け

さよならすら言わせない

沈黙と雄弁の間

しどろもどろ溶けてった

透けて通るは光のいたずら

嘘っぱちはエメラルド

詰めの甘い人は嫌い

もう黙らっしゃい

騙し通せないのなら

種明かしだけちょっと生き生きとしないでよ

微塵も持ち合わせてないわ

綺麗さっぱり清々しいわ

あの純情も血も涙も

ペテンに施される筋合いも

理論上の虹の向こう

どうせオーバーザ健康寿命

待って呆けてシャレコウベ

あなたを待ってる時間はない

いっときの過ち

それなら故意じゃないんでしょ？

冷や水程度であなたまでお終いだなんてさ

知ってるはずがないでしょう？

一人二役のギンガムチェック

建前と本音　掛け合わせて

かき消えた魔法のあとは

言葉通り水に流したげる

お咎め無しの筋書きは

バケツごとひっくり返して

なすがままじゃないのさハリケーンガール

欲しいものはここにはない

拠り所はあなたじゃない