Lyric

カラフルな紙テープ　風に踊るグラウンド

はしゃいでるフリして　どこか心が追いつけない

みんなで創ったステージも　あと一回のカーテンコール

嬉しいはずなのに　なんでちょっと泣きそうなんだろ

君は将来の話ばかりして

僕は「とりあえず今を楽しもう」って笑った

ほんとは自分が一番

置いていかれるのが怖いのに

秋の風が　未来を急かす

模擬店のソースの匂いが　胸を締めつける

夢はあるけど　確信はなくて

でも君の声が　背中を押した

「一緒に悩んで進めばいい」

ほら、まんなかの季節が

また一歩、僕らを強くする

最後のリレーでバトンを落とした

だけど「ナイスファイト」って言葉が染みた

勝ち負けだけじゃ測れないもの

ちゃんとこの胸に刻まれてる

誰かの夢を羨んで

誰かの不安に共感して

「それぞれのペースでいいよね」って

言えるようになれたのはこの季節のおかげ

夕焼けが　黒板に映る

あと何回　この景色見れるんだろ

笑顔も涙も　混ざり合ってく

寄せては返す感情の波

答えなんてまだ出なくていい

今をちゃんと感じたら

また一歩、僕らを強くする

きっと僕ら　選んでいくんだ

迷いながらでも　それでいいんだよ

誰かと比べる道じゃなく

“今ここにいる”　この足で

秋の風が　未来を照らす

あのときのソースの匂いが　笑顔を呼ぶよ

夢はまだ　カタチじゃないけど

この日々がちゃんと　僕を導く

「一緒に悩んで笑えたから」

まんなかの季節は 僕の宝物になったよ

その季節に　置いてきたもの

それはずっと、支え続ける⋯僕を