Lyric

あれは　遠い日々

夜には　月に手を伸ばす

誰にも気づかれず

たとえ届かなくても

いつかわかってほしい

あなたに伝えたこと

返事を聞けなくて

隠した本当の想い

届かない夢があなた１人

たった１人も守れなくて

街が眠る頃に

ポツリと光をまた窓に灯す

星に願うように

冬の夜空に星の砂

その手を離さないように

歩いていく　歩いていく

あなたの温もりを幸せと思える

部屋に積まれた本の

ページを静かにめくる

埃が少し舞い

忘れていたことに気づく

あなたがくれたのは

ここに１つ　たった１つの物語だ

その宝物が

ポツリと光をまた胸に灯し

物語を綴っていく

届けたくて　届けたくて

この街で続けている

いつまでも　いつまでも

あなたがいるなら それだけでよかった

街灯が照らした　風に舞う粉雪

手が痛いほどに寒い夜

何もできなくて

未来からも逃げてしまった

あの日の言葉を

今でもここで探している

あれは　遠い日々

2度とは　戻らないけど

眠れない夜も

幸せだった思い出を抱きしめて

目を閉じる

春風に桜が舞う

その手を離さないように

悲しくても笑ったこと

２人が選んだこと

届けたくて　届けたくて

この街で続けている

いつまでも　いつまでも

あなたがいるなら

それだけでよかった

歩いていく　歩いていく

小さな　小さな　物語