Lyric

裾野の先で　拙く生が嘆いた

揺らいだ　煌いた

到底　到底　敵わない

嫌悪に塗れた　空模様

前を向くことすら　忘れたみたいだ

何時からか　嗚呼　何時からか

黄昏時の　情景描写

視るべきものが視えなくて

どうか　どうか　居なくなるなら

私に顔を見せず

末子の様に護られて

幸せに生きる事　願って

独り咽び泣く

咲いた　咲いた　綺麗なアザミが

揺らいだ　煌いた

どうせ捨て置く定めだと知ればいい

私は私で人嫌う

触れないで　もう触れないで

見せないで　もう見せないで

裾野の先で　汚く命が喚いた

揺らいだ　煌いた

透明　透明　叶わない

嫌悪に塗れた　花の様

宛頼ることすら忘れたみたいだ

何時だろうか　嗚呼　何時だろうか

黄昏時の　造詣盲者

視るべきものを視ていなくて

どうか　どうか　居なくなるなら

あわよくば顔を見せて

末子の様な眼差しで

幸せに生きる事　妬んで

独り微笑うだけ

咲いた　咲いた　綺麗なアザミが

揺らいだ　煌いた

どうせ捨て置く定めだと知ればいい

私は私で人嫌う

触れないで　もう触れないで

見せないで　もう見せないで

飽いた　飽いた　綺麗なアザミが

迎えた　忌むべくは

どうせ誰もが醜く朽ちるから

せめて今だけは美しく

寄る辺無く　独り佇む

私だけ　嗚呼　私だけ