Lyric

「またね」って君が手を靡かせて

私の足を迷わせている

すれ違う線、戸惑う心

選んだ場所は本物でしょう

夜風がたゆたう

影を追った分岐点

どうして。

ひとりだとさ　永い近道、一駅の距離

君と遠回り、瞬きの一瞬

窓に映る二人を止めて

きっと

耳に残る　発車のベルと君の言葉で

綺麗な糸が結べる

たとえ切れたとしても

美しい

眩しい街は流れ星のよう

まだ眠れない今日を描いた

停車するたび空気は増える

なのに私は萎んでゆくの

夜風がゆらいで

寒いねって零した

君のすべてはなに？

戻れない場所、ふたりで辿る

夢は見たくない、だって醒めるから

窓に映る世界を抱こう

ずっと 消える景色

数え続けていた気がしたよ

行き場のない未来も

終点の合図鳴らす

わかってる

ああ、触れられないほど

形を変えて残って

時間を無意味なものにしたよ

あの頃のまま

どうして。

ひとりだとさ

永い近道、一駅の距離

君と遠回り、瞬きの一瞬

記憶が薄れても愛そう

きっと

耳に残る発車のベルと

君の言葉で

綺麗な糸が結べる

たとえ切れたとしても

美しい