Lyric

お気に入りのワンピース

買ったばかりのバッグ

似合うかな

キミはどんな顔するかな

塗り慣れない高いルージュ

明るめヘアカラー

背伸びかな　鏡には不安そうな顔

放課後並んで歩く毎日とは

違うキミの姿

待ち合わせの駅で

佇んでる背中

愛おしくて　格好良くて

恋が駆け出す

伝えたくて　キミに

特別だよ　いちばん

恥ずかしくて

今も言えないままだけど

伝えたいよ　キミに

大切だよ　友達の誰より

そっと　キミが好きだよ

お気に入りのワンピース

少し濡れてるかも

見れないよ

キミはどんな顔してるの

降り止まない通り雨

あてのない約束

なけなしの

ウィンドウショッピングだけど

雨宿り並んで入る店先には

ふたりきりの影

少しズレた位置で

触れそうな肩が

この鼓動ごとバレてしまいそうで

こわい

伝えたくて　キミに

特別だよ　いちばん

恥ずかしくて

今も言えないままだけど

伝えたいよ　キミに

大切だよ　友達の誰より

そっと　キミが好きだよ

本当はね　そっとなんて

ひとりぼっちの恋のまま

ただの友達のままで

終わるなんてやだよ

触れ合う指　キミに

重ねられる　てのひら

つぶやくように届いた

「キミが好きなんだ」

伝えなくちゃ　キミに

おなじ気持ちなんだよ

嬉しすぎて　顔も

見れないままだけど

雨上がりの空に架かる虹は

夢色に輝いて

ふたりの恋が始まる

あのね　「キミが好きだよ」