Lyric

不機嫌なときほどわかる　理不尽なくちづけ越しに

手加減なく貴方の輪郭が入ってくる

くすぐったいお為ごかし

シガレットもウィードの香り

そんなんで上手にやり過ごしたつもりなのね

未熟すぎる不埒な独占欲から

生まれた　消えることのない　この痣が疼く度　会いたくなる

遥か遠く　希みは遠く　心の傷をまざまざ見せるから

現実はいつだってチープな罠

幻になんてずっとさせないで　汚れろ

カリカチュアなシュミラクラ　見えないものだけ信じ演じては

IQをまたひとつ下げられるから

離れられなくて

この身預けたくて

茫洋と佇んでは

黄熱に魘されている

ぬかるんでるプールサイド

たゆたってる蜃気楼が

否応なく理性奪いまたのぼせてゆく

イノセントな思考回路

プレゼントは負のスパイラル

海老鯛で釣られたあどけなき日々も

渦巻く排水溝　流れる不健全な夢

覚えてしまうより早く忘れるべき言葉が多すぎる

だけどいいの　それすらいいの　心の襞をわしわし掻きむしる

現実はいつだってディープな赤

思い出になんてずっとさせないで　溺れる

中指も薬指も貴方の為だけずっと空けてある

四肢をもがれても守ると決めたから

三番目でも

二番目だとしても

“最愛”に指されなくても

人滴（ひとしずく）

聳えるユグドラシル

見下ろす摩天楼の街で

“Lxxx”の頭文字集め

パズルのように私を取り戻して

遥か遠く　心は遠く　願いの数だけ願いは死ぬから

遠く　希みは遠く　二人の距離を如実に示すから

心臓に手をかけて掴まえたい

瘡蓋になんてなってやらないわ　穢れろ

歌舞伎町はイカ臭くていかがわしくていかにもイカれてる

こんな場所（とこ）二度と来ないと誓うほど

逃れられなくて　後ろ髪を引かれて

朦朧と彷徨っては

黄熱に魘されている