Lyric

少し高いサドルで

今駆け出した

波音が呼んでる気がしたから

夏が去っていった

あの日から ずっと

この便りを待ち侘びていたんだ

神様はきっとイタズラに

実らぬ恋させるけど

たしかな僕のこの気持ち

今はただそれだけがすべて

海岸線 光る波追い越して

渚の向こうで待つ

君の元へ

今始まりを告げる

この夏の行方を

隣で見届けたい だから

さあ ペダル漕いで

君の鼻歌

今にも聴こえてきそうな

潮風 通り抜けた昼下がり

ここからは上り坂

ギアチェンジして

水分補給だって

ほら 忘れずに

ジリジリ照りつけるこの日射しに

負けそうにもなるけど

この青い空に叫びたい

胸に秘めたこのトキメキを

水平線の彼方に煌めく

まだ見ぬ景色たちも

きっと素敵だけど

夕焼けに染まってく

この瞬間(とき)の奇跡を

君とここで眺めたい 今は

シャボン玉弾けるような

甘酸っぱい永遠(とき)の中で

まぶたに焼き付いたのは

眩しすぎる君の姿

海岸線 光る波追い越して

渚の向こうで待つ

君の元へ

今始まりを告げる

この夏の行方を

隣で見届けたい だから

さあ ペダル漕いで