Lyric

それは永い永い物語の続き

透明な檻の中 繋がれたまま

暗闇の森 独りきり

祈りずっと待っているの

まだ誰も知らない

さあ 踊りましょう乱れた輪舞曲

弾む吐息も飲み込んで

潤んだ音にあわせうたおう

鳥籠の愛玩人形は

もう飛び立てない ずっと

傅いたその指に永遠を

落ちる雫に忠誠を

繋ぎ止めた鎖の先

未来ごとすべて今閉じ込める

従順な瞳に愛情を

唇にあまい毒薬を

ビロードの海　揺蕩い堕ちて

終焉をふたり待ち焦がれよう

そう今すぐに

その躰をすべて捧げて

物語の終わりの鐘が鳴り響く

時計塔の針は動き出していく

繋がれた鎖の先

貴方はもうそこにいないの？

光さえ見えない

さあ 踊りましょう狂った円舞曲

指を絡めてクルクルと

歪な音に合わせ嗤おう

啼き叫ぶ声は

もう届かない ずっと

愛に飢えた肌に爪痕を

滴る蜜に隷属を

断ち消えていく鎖の先

希望がすべてを今つつみこむ

震える指 絶望の瞳が

空に焦がれ彷徨うなら

運命ごと奪い取って

永遠に閉じ込めてしまおうか

響く鐘の音 壊された扉

降りる幕 遺された痕

いま ぼくだけをえらんで

傅いたその指に永遠を

落ちる雫に忠誠を

繋ぎ止めた鎖の先

未来ごとすべて今閉じ込める

綻んだ 赤い薔薇の頬に

すべてが赦されるのなら

ビロードの海 沈み堕ちて

喜劇的な結末を歌おうか

さあ今すぐに

その首筋に 舌を這わせて

息の根を止めてあげる